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5.3 動作環境カスタマイズ

5.3.1 メーリングリスト名称表示設定(.mlmap)

メーリングリストのメールのSubjectには[hoge:12345]のようにメーリングリスト名と通し番号がついていることが多いですが、この部分を適当な文字列に置換することにより、メーリングリストのタイトルを省略して画面表示の横幅を節約することができます。

設定方法
メールフォルダの.mlmapというファイルを任意のエディタで開き、#で始まるコメントアウトされた行以外に一行一個ずつエントリを書きます。
書式は、以下の通りです
「検索文字列(メーリングリスト名)」<Tab>「置換後の文字列」
検索文字列(メーリングリスト名)には、[ ]か( )で囲まれているメーリングリストの名前を指定します。

たとえば、「[Hogefugahogefuga:01234]テスト」というSubjectの場合、

   Hogefugahogefuga<Tab>[Hoge]

とすると、

   [Hoge]テスト

に置換されリストビューに表示します。

また、番号側をマッピングしたい場合には"%s"を使用します。
たとえば、Qsメーリングリストの場合([Qs:12345]とつく)、

   Qs<Tab>[%s]

とすると、[Qs:12345] は [12345] とリストビューに表示されます。

メーリングリスト名と番号の区切りは数字ではない文字です。但し、'/','-','.'は区切りとはみなされません。

5.3.2 ショートカットキー設定(.keymap)

QMAIL2は数多くのショートカットキー機能を持っており、しかもその多くがユーザによるカスタマイズに対応しています。
基本的な設定は、デフォルトとして組み込まれていますが、このファイルを適当に編集することにより、デフォルトの設定を無効にしたり、他のキーに変えたり、キーを増やしたりすることができます。
メニューから呼び出すことのできる機能へのキー割り当てを変更すると、そのメニューのショートカットキー表示も変更されます。
カスタマイズの際は、同一ビュー内で設定キーが重複したり、.keymapの設定範囲外の動作のキー(OSで設定されているキーなど)と重複したりしないように注意してください。

ファイル名:
.keymap

※プロファイル機能(参照 3.7.1)使用の場合は<プロファイル名>.keymap

場所:
メールフォルダ
更新と編集:
QMAIL2はこのファイルを更新しません。
テキストエディタでこのファイルを適当に編集することにより、設定を変更することができます。
編集手順:
QMAIL2を終了してから、適当なテキストエディタで開き、書式にしたがって編集し、保存終了してからQMAIL2を起動してください。

※テキストエディタによっては、.keymapのようなドットから始まるファイル名のファイルをうまく保存できない場合があります。そのような場合は、「6.9 "."(ドット)で始まるファイル名を作ることができない」を参照して対応してください。

.keymapの書き方:
このファイルにはキーマッピングを書きます。
デフォルトの状態ではすべてのマッピングがコメントアウトされていますが、この状態で、QMAIL2のデフォルトのマッピングが有効になります。デフォルトのマッピングから修正したい場合には、必要なエントリをコメントでなくし、値を書き換えます。

※ #以降はコメントとして認識されます。

書式:
XXX_YYY: [キー[,キー]*]?
XXXには、Edit、Folder、List、Message, Previewのいずれかが入ります。
それぞれ、エディットビュー、フォルダビュー、リストビュー、メッセージビュー、プレビューで使われるマッピングになります。
YYYには、機能が入ります。キーには、その機能に対するキー表現が入ります。複数のキーは','で区切ります。キーをひとつも指定しないと、その機能に対するキー割り当てがされなくなります。
キーの書き方
キーは、装飾キー + キーコードで書きます。
装飾キーは、
CTRL : ^
SHIFT : +
ALT : @
を使用します。

キーは、そのキーの値を書きます。英数字などはそのまま英数字を書きます。 それ以外のキーの場合、"%xx"というように、キーコードを16進で書きます。たとえば、Enterは、"%d"になります。キー表現が仮想キーコードでない場合、先頭に'_'を書きます。",\^+@"を使いたい場合には、'\'でエスケープします。
たとえば、','と'<'を割り当てたい場合、"_\,,_<"というようになります。

例:
内部エディタで編集中のメールをすぐに送信する機能を Alt+N に割り当てる。
# Edit_FileSendNow: 
   を
Edit_FileSendNow: @N
       に変更する。
キーコード一覧(16進):
キー
BackSpace %8
Tab %9
Enter %d
Pause %13
Esc %1b
Space %20
PageUp %21
PageDown %22
End %23
Home %24
%25
%26
%27
%28
Ins %2d
Del %2e
NumLock %90
0 (テンキー) %60
1 (テンキー) %61
2 (テンキー) %62
3 (テンキー) %63
4 (テンキー) %64
5 (テンキー) %65
6 (テンキー) %66
7 (テンキー) %67
8 (テンキー) %68
9 (テンキー) %69
* (テンキー) %6a
+ (テンキー) %6b
Enter (テンキー) %6c
- (テンキー) %6d
. (ピリオド) (テンキー) %6e
/ (テンキー) %6f
F1 %70
F2 %71
F3 %72
F4 %73
F5 %74
F6 %75
F7 %76
F8 %77
F9 %78
F10 %79
F11 %7a
F12 %7b
ショートカット設定一覧:
.keymap項目 Default Default説明 機能説明 対応メニュー
■エディトビュー関連        
Edit_EditCharLeft     カーソルを1文字左に移動する  
Edit_EditCharRight     カーソルを1文字右に移動する  
Edit_EditCopy ^C,^9,^%2d Ctrl+C,Ctrl+9,Ctrl+Ins 選択範囲をクリップボードにコピーする [Edit]-[Copy]
Edit_EditCut ^X,+%2e Ctrl+X,Shift+Del 選択範囲を切り取ってクリップボードにコピーする [Edit]-[Cut]
Edit_EditDelete     削除(Deleteキー相当)  
Edit_EditDeleteBackward     BackSpace機能  
Edit_EditFind ^F Ctrl+F 検索条件を指定してテキスト内の文字列を検索する [Edit]-[Find...]
Edit_EditKanjiin     KanjiInを起動する  
Edit_EditLineDown     カーソルを1行下に移動する  
Edit_EditLineEnd     カーソルを行末に移動する  
Edit_EditLineStart     カーソルを行頭に移動する  
Edit_EditLineUp     カーソルを1行上に移動する  
Edit_EditNewLine     改行  
Edit_EditPaste ^V,^0,+%2d Ctrl+V,Ctrl+0,Shift+Ins クリップボードの内容をキャレット位置に貼り付ける [Edit]-[Paste]
Edit_EditPasteWithQuote     クリップボードの内容の行頭に引用符を付加してキャレット位置に貼り付ける [Edit]-[Paste with Quote]
Edit_EditReplace ^H Ctrl+H 検索条件と置換後の文字を指定してテキスト内の文字列を置換する [Edit]-[Replace...]
Edit_EditSelectAll ^A Ctrl+A すべてを選択する [Edit]-[Select All]
Edit_EditUndo ^Z,@%8 Ctrl+Z,Alt+BackSpace 変更を元に戻す [Edit]-[Undo]
Edit_FileClose %1b Esc エディタを閉じる [File]-[Close]
Edit_FileDraft @+M Alt+Shift+M 下書きメールとしてOutboxに保存してエディタを閉じる [File]-[Draft]
Edit_FileInsertFile     ファイルを開いてキャレット位置に挿入する [File]-[Insert File...]
Edit_FileOpen ^O Ctrl+O ファイルを開いて内容を置き換える [File]-[Open...]
Edit_FileSave ^S Ctrl+S 編集中の内容をファイルとして保存する [File]-[Save...]
Edit_FileSend @M Alt+M 送信メールとしてOutboxに保存してエディタを閉じる [File]-[Send]
Edit_FileSendNow     編集中のメールをすぐに送信してエディタを閉じる [File]-[Send Now]
Edit_FocusAttach @H Alt+H フォーカスをAttach欄にあてる  
Edit_FocusBcc @B Alt+B フォーカスをBcc欄にあてる  
Edit_FocusCc @C Alt+C フォーカスをCc欄にあてる  
Edit_FocusSignature @I Alt+I フォーカスをSignature欄にあてる  
Edit_FocusSubject @S Alt+S フォーカスをSubject欄にあてる  
Edit_FocusTo @O Alt+O フォーカスをTo欄にあてる  
Edit_ToolAddressBook @A Alt+A アドレス帳を開く [Tool]-[Address Book...]
Edit_ToolAttachFile ^T Ctrl+T ファイルを添付する [Tool]-[Attach File...]
Edit_ToolInsertSignature ^+I Ctrl+Shift+I 現在選択されているシグニチャをキャレット位置に挿入する [Tool]-[Insert Signature]
Edit_ToolInsertText ^I Ctrl+I メールフォルダ内のテキストファイルを開いてキャレット位置に挿入する [Tool]-[Insert Text...]
Edit_ToolRawEdit     ヘッダ項目枠のあるメールモードと枠のないRaw Editモードを切り替える [Tool]-[Raw Edit]
■フォルダビュー関連        
Folder_EditClearDeleted     削除フラグの立ったメールを実際に削除する(I) [Edit]-[Clear Deleted]
Folder_EditSearch ^F Ctrl+F 検索条件を指定してメールを検索する [Edit]-[Search...]
Folder_FileEmptyTrash     フォルダ内のメールをすべて削除する [File]-[Empty Trash]
Folder_FileExit @X Alt+X QMAIL2を終了する [File]-[Exit]
Folder_FileHide     アイコン化してタスクトレイに隠す [File]-[Hide]
Folder_FileImport     外部ファイルを読み込んでカレントフォルダに格納する(参照 3.3.1 [File]-[Import...]
Folder_FileOffline ^O Ctrl+O オフライン・オンラインを切り替える [File]-[Offline]
Folder_FileSave     未保存のデータを保存する [File]-[Save]
Folder_FolderCompact     フォルダの圧縮 [File]-[Folder]-[Compact]
Folder_FolderCompactAll     フォルダとメッセージボックスの圧縮 [File]-[Folder]-[Compact All]
Folder_FolderCreate     フォルダや検索フォルダを作成する [File]-[Folder]-[Create...]
Folder_FolderDelete     フォルダを削除する [File]-[Folder]-[Delete]
Folder_FolderEmpty ^E Ctrl+E フォルダ内のメールをすべて削除する [File]-[Folder]-[Empty]
Folder_FolderProperty @%d Alt+Enter フォルダプロパティの表示と保守 [File]-[Folder]-[Property...]
Folder_FolderUpdate     サーバのフォルダ構成に合わせて更新する(I) [File]-[Folder]-[Update]
Folder_MailCreateFromClipboard     クリップボードの内容を送信メールとしてOutboxに置く [Mail]-[Create from Clipboard]
Folder_MailDraftFromClipboard     クリップボードの内容を下書きメールとしてOutboxに置く [Mail]-[Draft from Clipboard]
Folder_MailNew     新規メールを作成する [Mail]-[New]
Folder_MailNewExternal     外部エディタを起動して新規メールを作成する  
Folder_MailSelectTemplate     テンプレートを選択してエディタを開く [Mail]-[Select Template...]
Folder_ToolAccount     アカウントの設定 [Tool]-[Account...]
Folder_ToolCancel %1b Esc 送受信、巡回を中断する [Tool]-[Cancel]
Folder_ToolConnect _/ / メールの送信と受信をする [Tool]-[Connect]-[Send & Receive]
Folder_ToolConnectExt _? ? フォルダを指定してからメールの送信と同期をする(I) [Tool]-[Connect]-(Shift+)[Send & Receive]
Folder_ToolCurrentAccountProperty     現在のアカウントのプロパティダイアログを開く  
Folder_ToolGoround _[ [ 巡回を実行する [Tool]-[Connect]-[Go Round]
Folder_ToolMoveMail     現在のフォルダにあるメールを振り分ける [Tool]-[Move Mail]
Folder_ToolNextSubAccount ^T Ctrl+T 現在のサブアカウントを順次切り替える  
Folder_ToolRas     ダイアルアップ接続する/切断する [Tool]-[Dialup (Connect.../Disconnect)]
Folder_ToolReceive _. .(ピリオド) メールを受信する [Tool]-[Connect]-[Receive]
Folder_ToolReceiveExt _> > フォルダを指定してからメールの同期をする(I) [Tool]-[Connect]-(Shift+)[Receive]
Folder_ToolSelectGoround _] ] 巡回コースを選択する [Tool]-[Select Course...]
Folder_ToolSelectSubAccount     Switch Subaccountダイアログを開いてサブアカウントを切り替える  
Folder_ToolSend _\, ,(カンマ) メールを送信する [Tool]-[Connect]-[Send]
Folder_ViewAccountNext +%28 Shift+↓ 下方向最寄のアカウントフォルダを選択する  
Folder_ViewAccountPrev +%26 Shift+↑ 上方向最寄のアカウントフォルダを選択する  
Folder_ViewExpand     アカウントフォルダを展開/収納する(指定しなくても←→は有効)  
Folder_ViewFocusNext %9 Tab フォーカスをリストビューに移す  
Folder_ViewFocusPrev +%9 Shift+Tab フォーカスをプレビューに移す(プレビュー非表示の場合はリストビュー)  
Folder_ViewShowFolder     将来のために予約(現在は動作しません) [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Folder]
Folder_ViewShowMenu     各ウィンドウのツールバー(CEの場合はメニュー)の表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) (Toolbar/Menu)]
Folder_ViewShowPreview     プレビューの表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Preview]
Folder_ViewShowStatusBar     ステータスバーの表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Status Bar]
Folder_ViewSortDate     リストビューをDateでソート(降順/昇順をトグル) [View]-[Sort]-[Date]
Folder_ViewSortFrom     リストビューをFrom/Toでソート(降順/昇順をトグル) [View]-[Sort]-[From/To]
Folder_ViewSortId     リストビューをIDでソート(降順/昇順をトグル) [View]-[Sort]-[ID]
Folder_ViewSortSubject     リストビューをSubjectでソート(降順/昇順をトグル) [View]-[Sort]-[Subject]
Folder_ViewSortThread     リストビューをスレッド表示する/しないを切り替える [View]-[Sort]-[Thread]
■リストビュー関連        
List_EditClearDeleted     削除フラグの立ったメールを実際に削除する(I) [Edit]-[Clear Deleted]
List_EditDelete D,%2e D,Del 選択されたメールを削除する/削除フラグを立てる(I) [Edit]-[Delete]
List_EditDeleteCache     ダウンロードしたローカルキャッシュを削除する(I) [Edit]-[Delete Cache]
List_EditMark ^M Ctrl+M 選択されたメールにマークをつける [Edit]-[Mark]-[Mark]
List_EditMarkDownload O O 選択されたメールをダウンロード予約する [Edit]-[Mark]-[Mark Download]
List_EditMarkSeen     選択されたメールを既読にする [Edit]-[Mark]-[Mark Seen]
List_EditMarkUnseen     選択されたメールを未読にする [Edit]-[Mark]-[Mark Unseen]
List_EditSearch ^F Ctrl+F 検索条件を指定してメールを検索する [Edit]-[Search...]
List_EditSelectAll ^A Ctrl+A すべてを選択する [Edit]-[Select All]
List_EditUndelete +D,+%2e Shift+D,Shift+Del 削除フラグを取り消す(I)  
List_EditUnmark ^+M Ctrl+Shift+M 選択されたメールのマークをはずす [Edit]-[Mark]-[Unmark]
List_EditUnmarkDownload     選択されたメールのダウンロード予約を取り消す  
List_FileEmptyTrash     フォルダ内のメールをすべて削除する [File]-[Empty Trash]
List_FileExit @X Alt+X QMAIL2を終了する [File]-[Exit]
List_FileExport     選択(複数可)されたメールをMBOX形式で外部に書き出す [File]-[Export...]
List_FileHide Q Q アイコン化してタスクトレイに隠す [File]-[Hide]
List_FileImport     外部ファイルを読み込んでカレントフォルダに格納する(参照 3.3.1 [File]-[Import...]
List_FileOffline ^O Ctrl+O オフライン・オンラインを切り替える [File]-[Offline]
List_FileSave W W 未保存のデータを保存する [File]-[Save]
List_MailAddToAlias @A Alt+A Fromのアドレスを.aliasに追加登録する  
List_MailCreateFromClipboard B B クリップボードの内容を送信メールとしてOutboxに置く [Mail]-[Create from Clipboard]
List_MailDeleteAttachment     選択されたメールの添付ファイルを削除する [Mail]-[Attachment]-[Delete]
List_MailDetach X X 選択されたメールの添付ファイルを保存する [Mail]-[Attachment]-[Detach...]
List_MailDraftFromClipboard +B Shift+B クリップボードの内容を下書きメールとしてOutboxに置く [Mail]-[Draft from Clipboard]
List_MailEdit +%d Shift+Enter 選択されたメールを再編集する [Mail]-[Edit]
List_MailEditExternal ^+%d Ctrl+Shift+Enter 外部エディタを起動して選択されたメールを再編集する  
List_MailExpandDigest     ダイジェストメールを展開する [Mail]-[Attachment]-[Expand Digest]
List_MailForward F F 選択されたメールを転送するメールを作成する [Mail]-[Forward]
List_MailForwardExternal     外部エディタを起動して選択されたメールを転送するメールを作成する  
List_MailMoveOther     ダイアログを開き選択されたメールを指定アカウントのフォルダに移動(複写)する [Mail]-[Move]-[Others...]
List_MailNew S S 新規メールを作成する [Mail]-[New]
List_MailNewExternal     外部エディタを起動して新規メールを作成する  
List_MailReply R R 選択されたメールへの返信メールを作成する [Mail]-[Reply]
List_MailReplyExternal     外部エディタを起動して選択されたメールへの返信メールを作成する  
List_MailReplyAll +R Shift+R 選択されたメールの宛先全員に対する返信メールを作成する [Mail]-[ReplyAll]
List_MailReplyAllExternal     外部エディタを起動して選択されたメールの宛先全員に対する返信メールを作成する  
List_MailSelectTemplate C C テンプレートを選択してエディタを開く [Mail]-[Select Template...]
List_ToolAccount     アカウントの設定 [Tool]-[Account...]
List_ToolCancel %1b Esc 送受信、巡回を中断する [Tool]-[Cancel]
List_ToolConnect _/ / メールの送信と受信をする [Tool]-[Connect]-[Send & Receive]
List_ToolConnectExt _? ? フォルダを指定してからメールの送信と同期をする(I) [Tool]-[Connect]-(Shift+)[Send & Receive]
List_ToolCurrentAccountProperty Y Y 現在のアカウントのプロパティダイアログを開く  
List_ToolGoround _[ [ 巡回を実行する [Tool]-[Connect]-[Go Round]
List_ToolMoveMail L L 現在のフォルダにあるメールを振り分ける [Tool]-[Move Mail]
List_ToolNextSubAccount ^T Ctrl+T 現在のサブアカウントを順次切り替える  
List_ToolRas     ダイアルアップ接続する/切断する [Tool]-[Dialup (Connect.../Disconnect)]
List_ToolReceive _. .(ピリオド) メールを受信する [Tool]-[Connect]-[Receive]
List_ToolReceiveExt _> > フォルダを指定してからメールの同期をする(I) [Tool]-[Connect]-(Shift+)[Receive]
List_ToolSelectGoround _] ] 巡回コースを選択する [Tool]-[Connect]-[Select Course...]
List_ToolSelectSubAccount T T Switch Subaccountダイアログを開いてサブアカウントを切り替える  
List_ToolSend _\, ,(カンマ) メールを送信する [Tool]-[Connect]-[Send]
List_ViewFirstMessage A A リストの先頭のメールに移動する  
List_ViewFocusNext %9 Tab フォーカスをプレビューに移す(プレビュー非表示の場合はフォルダビュー)  
List_ViewFocusPrev +%9 Shift+Tab フォーカスをフォルダビューに移す  
List_ViewLastMessage E E リストの最後のメールに移動する  
List_ViewNextMessage N N 次のメールに移動する  
List_ViewNextUnseenMessage M M 次の未読メールに移動する  
List_ViewOpenMessage %d Enter メッセージウィンドウを開いて選択されたメールを表示する  
List_ViewPageNext 2,%27,^%27 2,→,Ctrl+→ 次のページにスクロールする  
List_ViewPagePrev 1,%25,^%25 1,←,Ctrl+← 前のページにスクロールする  
List_ViewPrevMessage P P 前のメールに移動する  
List_ViewProperty @%d Alt+Enter メッセージプロパティダイアログを開く [View]-[Property...]
List_ViewRefresh ^R,%74 Ctrl+R,F5 再表示する [View]-[Refresh]
List_ViewShowFolder     将来のために予約(現在は動作しません) [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Folder]
List_ViewShowHeaderColumn     リストビューのヘッダカラムの表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Header Column]
List_ViewShowMenu     各ウィンドウのツールバー(CEの場合はメニュー)の表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) (Toolbar/Menu)]
List_ViewShowPreview J J プレビューの表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Preview]
List_ViewShowStatusBar     ステータスバーの表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Status Bar]
List_ViewSortDate     リストビューをDateでソート(降順/昇順をトグル) [View]-[Sort]-[Date]
List_ViewSortFrom     リストビューをFrom/Toでソート(降順/昇順をトグル) [View]-[Sort]-[From/To]
List_ViewSortId     リストビューをIDでソート(降順/昇順をトグル) [View]-[Sort]-[ID]
List_ViewSortSubject     リストビューをSubjectでソート(降順/昇順をトグル) [View]-[Sort]-[Subject]
List_ViewSortThread K K リストビューをスレッド表示する/しないを切り替える [View]-[Sort]-[Thread]
List_ViewSpace %20,+%20 Space,Shift+Space プレビューをページスクロール表示して次のメールに移動する  
■メッセージビュー関連        
Message_EditCopy ^C Ctrl+C 選択範囲をクリップボードにコピーする [Edit]-[Copy]
Message_EditDelete D,%2e D,Del 表示されているメールを削除する/削除フラグを立てる(I) [Edit]-[Delete]
Message_EditDeleteCache     ダウンロードしたローカルキャッシュを削除する(I) [Edit]-[Delete Cache]
Message_EditMark ^M Ctrl+M 表示されているメールにマークをつける [Edit]-[Mark]-[Mark]
Message_EditMarkDownload O O 表示されているメールをダウンロード予約する [Edit]-[Mark]-[Mark Download]
Message_EditMarkSeen     表示されているメールを既読にする [Edit]-[Mark]-[Mark Seen]
Message_EditMarkUnseen     表示されているメールを未読にする [Edit]-[Mark]-[Mark Unseen]
Message_EditOpenUrl ^%20 Ctrl+Space キャレットの前後または選択範囲を解釈してURLを開く [Open URL]※コンテキストメニュー
Message_EditSearch ^F Ctrl+F 検索条件を指定してメールを検索する [Edit]-[Search...]
Message_EditSelectAll ^A Ctrl+A すべてを選択する [Edit]-[Select All]
Message_EditUndelete +D,+%2e Shift+D,Shift+Del 削除フラグを取り消す(I)  
Message_EditUnmark ^+M Ctrl+Shift+M 表示されているメールのマークをはずす [Edit]-[Mark]-[Unmark]
Message_EditUnmarkDownload     表示されているメールのダウンロード予約を取り消す  
Message_FileHide Q Q メッセージビューを閉じ、QMAIL2をアイコン化してタスクトレイに隠す [File]-[Hide]
Message_FileExit @X Alt+X QMAIL2を終了する [File]-[Exit]
Message_MailAddToAlias @A Alt+A Fromのアドレスを.aliasに追加登録する  
Message_MailCreateFromClipboard B B クリップボードの内容を送信メールとしてOutboxに置く [Mail]-[Create from Clipboard]
Message_MailDeleteAttachment     表示されているメールの添付ファイルを削除する [Mail]-[Attachment]-[Delete]
Message_MailDetach X X 表示されているメールの添付ファイルを保存する [Mail]-[Attachment]-[Detach...]
Message_MailDraftFromClipboard +B Shift+B クリップボードの内容を下書きメールとしてOutboxに置く [Mail]-[Draft from Clipboard]
Message_MailEdit +%d Shift+Enter 表示されているメールを再編集する [Mail]-[Edit]
Message_MailEditExternal ^+%d Ctrl+Shift+Enter 外部エディタを起動して表示されているメールを再編集する  
Message_MailForward F F 表示されているメールを転送するメールを作成する [Mail]-[Forward]
Message_MailForwardExternal     外部エディタを起動して表示されているメールを転送するメールを作成する  
Message_MailMoveOther     ダイアログを開き表示されているメールを指定アカウントのフォルダに移動(複写)する [Mail]-[Move]-[Others...]
Message_MailNew S S 新規メールを作成する [Mail]-[New]
Message_MailNewExternal     外部エディタを起動して新規メールを作成する  
Message_MailReply R R 表示されているメールへの返信メールを作成する [Mail]-[Reply]
Message_MailReplyExternal     外部エディタを起動して表示されているメールへの返信メールを作成する  
Message_MailReplyAll +R Shift+R 表示されているメールの宛先全員に対する返信メールを作成する [Mail]-[ReplyAll]
Message_MailReplyAllExternal     外部エディタを起動して表示されているメールの宛先全員に対する返信メールを作成する  
Message_MailSelectTemplate C C テンプレートを選択してエディタを開く [Mail]-[Select Template...]
Message_MessageClose %1b Esc メッセージビューを閉じる [File]-[Close]
Message_MessageSave ^S Ctrl+S 表示内容をファイルとして保存する [File]-[Save...]
Message_ViewNextMessage N,%d,%9 N,Enter,Tab 次のメールに移動する  
Message_ViewNextUnseenMessage M M 次の未読メールに移動する  
Message_ViewPageNext 2 2 次のページにスクロールする  
Message_ViewPagePrev 1,+%20 1,Shift+Space 前のページにスクロールする  
Message_ViewPrevMessage P,%8 P,BackSpace 前のメールに移動する  
Message_ViewProperty @%d Alt+Enter メッセージプロパティダイアログを開く [View]-[Property...]
Message_ViewSelectMode V V キャレットを表示してテキストを選択できるモードのON/OFFを切り替える  
Message_ViewSelectTemplate     表示用テンプレートを選択する [View]-[Select Template...]
Message_ViewShowHeader     ヘッダビューの表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Header]
Message_ViewShowMenu     各ウィンドウのツールバー(CEの場合はメニュー)の表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) (Toolbar/Menu)]
Message_ViewShowRaw H H 全てのヘッダを表示する/しないを切り替える [View]-[Show (Raw/Nomal)]
Message_ViewSpace %20 Space ページスクロール表示して次のメールに移動する  
■プレビュー関連        
Preview_EditCopy ^C Ctrl+C 選択範囲をクリップボードにコピーする [Edit]-[Copy]
Preview_EditDelete D,%2e D,Del 表示されているメールを削除する/削除フラグを立てる(I) [Edit]-[Delete]
Preview_EditDeleteCache     ダウンロードしたローカルキャッシュを削除する(I) [Edit]-[Delete Cache]
Preview_EditMark ^M Ctrl+M 表示されているメールにマークをつける [Edit]-[Mark]-[Mark]
Preview_EditMarkDownload O O 表示されているメールをダウンロード予約する [Edit]-[Mark]-[Mark Download]
Preview_EditMarkSeen     表示されているメールを既読にする [Edit]-[Mark]-[Mark Seen]
Preview_EditMarkUnseen     表示されているメールを未読にする [Edit]-[Mark]-[Mark Unseen]
Preview_EditOpenUrl ^%20 Ctrl+Space キャレットの前後または選択範囲を解釈してURLを開く [Open URL]※コンテキストメニュー
Preview_EditSearch ^F Ctrl+F 検索条件を指定してメールを検索する [Edit]-[Search...]
Preview_EditSelectAll ^A Ctrl+A すべてを選択する [Edit]-[Select All]
Preview_EditUndelete +D,+%2e Shift+D,Shift+Del 削除フラグを取り消す(I)  
Preview_EditUnmark ^+M Ctrl+Shift+M 表示されているメールのマークをはずす [Edit]-[Mark]-[Unmark]
Preview_EditUnmarkDownload     表示されているメールのダウンロード予約を取り消す  
Preview_FileHide Q Q アイコン化してタスクトレイに隠す [File]-[Hide]
Preview_FileExit @X Alt+X QMAIL2を終了する [File]-[Exit]
Preview_FileOffline ^O Ctrl+O オフライン・オンラインを切り替える [File]-[Offline]
Preview_MailAddToAlias @A Alt+A Fromのアドレスを.aliasに追加登録する  
Preview_MailCreateFromClipboard B B クリップボードの内容を送信メールとしてOutboxに置く [Mail]-[Create from Clipboard]
Preview_MailDeleteAttachment     表示されているメールの添付ファイルを削除する [Mail]-[Attachment]-[Delete]
Preview_MailDetach X X 表示されているメールの添付ファイルを保存する [Mail]-[Attachment]-[Detach...]
Preview_MailDraftFromClipboard +B Shift+B クリップボードの内容を下書きメールとしてOutboxに置く [Mail]-[Draft from Clipboard]
Preview_MailEdit +%d Shift+Enter 表示されているメールを再編集する [Mail]-[Edit]
Preview_MailEditExternal ^+%d Ctrl+Shift+Enter 外部エディタを起動して表示されているメールを再編集する  
Preview_MailForward F F 表示されているメールを転送するメールを作成する [Mail]-[Forward]
Preview_MailForwardExternal     外部エディタを起動して表示されているメールを転送するメールを作成する  
Preview_MailMoveOther     ダイアログを開き表示されているメールを指定アカウントのフォルダに移動(複写)する [Mail]-[Move]-[Others...]
Preview_MailNew S S 新規メールを作成する [Mail]-[New]
Preview_MailNewExternal     外部エディタを起動して新規メールを作成する  
Preview_MailReply R R 表示されているメールへの返信メールを作成する [Mail]-[Reply]
Preview_MailReplyExternal     外部エディタを起動して表示されているメールへの返信メールを作成する  
Preview_MailReplyAll +R Shift+R 表示されているメールの宛先全員に対する返信メールを作成する [Mail]-[ReplyAll]
Preview_MailReplyAllExternal     外部エディタを起動して表示されているメールの宛先全員に対する返信メールを作成する  
Preview_MailSelectTemplate C C テンプレートを選択してエディタを開く [Mail]-[Select Template...]
Preview_ToolAccount     アカウントの設定 [Tool]-[Account...]
Preview_ToolCancel %1b Esc 送受信、巡回を中断する [Tool]-[Cancel]
Preview_ToolConnect _/ / メールの送信と受信をする [Tool]-[Connect]-[Send & Receive]
Preview_ToolConnectExt _? ? フォルダを指定してからメールの送信と同期をする(I) [Tool]-[Connect]-(Shift+)[Send & Receive]
Preview_ToolCurrentAccountProperty Y Y 現在のアカウントのプロパティダイアログを開く  
Preview_ToolGoround _[ [ 巡回を実行する [Tool]-[Connect]-[Go Round]
Preview_ToolNextSubAccount ^T Ctrl+T 現在のサブアカウントを順次切り替える  
Preview_ToolRas     ダイアルアップ接続する/切断する [Tool]-[Dialup (Connect.../Disconnect)]
Preview_ToolReceive _. .(ピリオド) メールを受信する [Tool]-[Connect]-[Receive]
Preview_ToolReceiveExt _> > フォルダを指定してからメールの同期をする(I) [Tool]-[Connect]-(Shift+)[Receive]
Preview_ToolSelectGoround _] ] 巡回コースを選択する [Tool]-[Connect]-[Select Course...]
Preview_ToolSelectSubAccount T T Switch Subaccountダイアログを開いてサブアカウントを切り替える  
Preview_ToolSend _\, ,(カンマ) メールを送信する [Tool]-[Connect]-[Send]
Preview_ViewFocusNext %9 Tab フォーカスをフォルダビューに移す  
Preview_ViewFocusPrev +%9 Shift+Tab フォーカスをリストビューに移す  
Preview_ViewNextMessage N,%d N,Enter 次のメールに移動する  
Preview_ViewNextUnseenMessage M M 次の未読メールに移動する  
Preview_ViewPageNext 2 2 次のページにスクロールする  
Preview_ViewPagePrev 1,+%20 1,Shift+Space 前のページにスクロールする  
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Preview_ViewProperty @%d Alt+Enter メッセージプロパティダイアログを開く [View]-[Property...]
Preview_ViewSelectMode V V キャレットを表示してテキストを選択できるモードのON/OFFを切り替える  
Preview_ViewSelectTemplate     表示用テンプレートを選択する [View]-[Select Template...]
Preview_ViewShowFolder     将来のために予約(現在は動作しません) [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Folder]
Preview_ViewShowHeader     ヘッダビューの表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Header]
Preview_ViewShowMenu     各ウィンドウのツールバー(CEの場合はメニュー)の表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) (Toolbar/Menu)]
Preview_ViewShowPreview J J プレビューの表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Preview]
Preview_ViewShowRaw H H 全てのヘッダを表示する/しないを切り替える [View]-[Show (Raw/Nomal)]
Preview_ViewShowStatusBar     ステータスバーの表示/非表示を切り替える [View]-[Show Control]-[(Show/Hide) Status Bar]
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5.3.3 テンプレート設定(.template)

一般的なWindows9x/ME/NT/2000等用の高機能メールソフトでは、メール作成時のアドレス入力や返信時の出典の書式、引用符、任意のヘッダの付加、あるいは受信メールの表示設定等は最初から機能に盛り込まれていますが、QMAIL2ではこれらの機能をテンプレート機能を使って実現しています。このテンプレートを自分で編集/作成することにより、より柔軟な送信メール作成や受信メールの表示が可能です。また、アカウントやフォルダ固有のテンプレートを自動認識させて使い分けることもできます。さらに、振り分け実行時にテンプレートを通すことができ、自動転送や自動返信メールの作成なども可能になります。
しかし、これらテンプレートの編集にはマクロを理解する必要があります(参照 マクロマニュアル)。

※QMAIL2にテンプレートとして認識させるにはファイルの拡張子を.templateとします。また、QMAIL2は最初に使われたときにテンプレートを内部でキャッシュするため、テンプレートの変更を反映させるには、QMAIL2を再起動してください。

5.3.3.1 メール作成用

配布ファイルにはメール作成用テンプレートして、

新規メール用 : new.template
返信メール用 : reply.template
全員に返信用 : reply_all.template
転送メール用 : forward.template
再編集用 : edit.template
コマンドライン用 : url.template

が同梱していますが、たとえば、デフォルトのまま返信メールを作成する(reply.templateが使われる)と、

At 2001/01/01 00:00:00 Q太郎 wrote:
> こんにちは、Q太郎です。

> お元気ですか?。

という状態で出典と元メール本文の引用が表示されてエディタが起動しますが、この引用方法を変更するにはreply.templateの

At {@FormatDate(@Date(Date), '%Y4/%M0/%D %h:%m:%s')} {@Name(From)} wrote:
{@Body('> ', @True())}

の部分を編集します。出典部分から秒を省略して引用符を"| "に変更する場合、

At {@FormatDate(@Date(Date), '%Y4/%M0/%D %h:%m')} {@Name(From)} wrote:
{@Body('| ', @True())}

とします。マクロの評価結果は

At 2001/01/01 00:00 Q太郎 wrote:
| こんにちは、Q太郎です。

| お元気ですか?。

となります。

通常、送信メール作成には上記の6個のテンプレートが使われますが、自分で複数のテンプレートを作成し、使い分けることもできます。さらにアカウントやフォルダの固有のテンプレートを持つことができます。

アカウント固有のテンプレート
上記6個のテンプレートと同じファイル名でメールフォルダとアカウントフォルダ両方に格納した場合、通常操作([Mail]-[New],[Reply]など)でアカウントフォルダの方が使われます。すなわち、アカウント毎にテンプレートを固定化することができます。メールフォルダにメール作成用テンプレートをまったく入れないでアカウントフォルダのみに格納して運用することも可能です。
フォルダ固有のテンプレート
アカウントフォルダに
xxx_<フォルダId>.template
(xxxはnew,reply,forward,reply_allのいずれか、フォルダIdはフォルダを選択して[File]-[Folder]-[Property...](Alt+Enter)またはコンテキストメニュー[Property...]で開く[Folder Property]ダイアログの[Folder]タブの[Id]で確認できます)
FolderProperty_Folder

というファイル名で格納するとフォルダ固有のテンプレートになり、そのフォルダを選択した状態で通常操作([Mail]-[New],[Reply]など)を行うことで自動的に使われます。たとえば、メーリングリストなど特定の相手のフォルダで最初からその宛先を固定しておいたり、特別な挨拶文を使ったり、任意のヘッダを付加したりすることなどに利用できます。フォルダ固有のテンプレートはアカウント固有のテンプレートより優先されます。

振り分けテンプレート
振り分けルールでテンプレートを通してメール作成などができます(参照 5.1.2)。配布ファイルには
compact.template : 無駄なヘッダを削除するテンプレート
forward_auto.template : 自動転送用テンプレート

が同梱されています。ほかにも自分で作ったテンプレートを振り分け時に利用することができます。

任意のテンプレート
自分で作成した任意のファイル名のテンプレートを使いたい場合、[Mail]-[Selecct Template...](Cキー)を選択、もしくはツールバーのSelectTemplateを押します。テンプレートの一覧画面が表示されますのでその中から目的のテンプレートが選べます。
テンプレートファイルの書式
テンプレートにはマクロとマクロ以外の部分が含まれます。マクロとは「{」で始まり「}」で終わるフレーズのことです。マクロ以外の部分は何もせずにそのまま出力されます。なお、メールヘッダの生成部分ではマクロの評価結果で空白行を発生させてはいけません。空行(改行のみの行)は本文部分との区切りとして認識されます。すなわち、ヘッダ生成部分と本文の区切り部分に必ず空行を発生するように作る必要があります。

5.3.3.2 プレビュー/メッセージビュー用

受信したメールをテンプレートを使って表示させることができます。配布ファイルにも

preview.template
msg.template

が同梱しています。テンプレートを使うことによりメールの表示方法をカスタマイズすることができます。
デフォルトではテンプレートを使わない状態でメールを表示しますが、プレビュー/メッセージビューにメールを表示させ、フォーカスのある状態で[View]-[Select Template...]を選ぶと使用するテンプレートを選択できます。同じファイル名でメールフォルダとアカウントフォルダ双方に格納するとアカウントフォルダの方を使用しますのでアカウント固有のテンプレートを設定することができます。なお、メール作成用テンプレートと違い、アカウントフォルダだけにプレビュー/メッセージビュー用テンプレートを置くことはできません。

5.3.4 プラグイン(.plugin)

QMAIL2は、プラグインをサポートしています。
.pluginは、プラグインを登録するためのファイルです。
詳しい登録方法については、それぞれのプラグインのドキュメントを参照してください。

ファイル名:
.plugin
場所:
メールフォルダ
更新と編集:
テキストエディタでこのファイルを編集することにより、設定を変更することができます。
編集手順:
QMAIL2を終了してから、適当なテキストエディタで開き、書式に従って編集し、保存してからQMAIL2を起動してください。
.pluginの書き方:
このファイルには、ロードするプラグインのリストを書きます。プラグインのリストは一行にひとつのプラグインを書きます。
#以降はコメントとして認識されます。
書式:
ProgId
{ClsId}

一行に一つずつロードするプラグインのプログラムIDかクラスIDを記述します。クラスIDを記述する場合には、{}でくくります。プログラムIDもしくはクラスIDはプラグインのドキュメントに記載されています。

CE 2.0の場合には、プログラムIDはサポートされていません。必ずクラスIDを指定してください。

例:
# プログラムIDの例
QMAIL.POPISHI

# クラスIDの例
{e2c22632-9cea-11d3-9b4d-0090fe0c33f}

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